P1060502

音霊杓子活動記録(2019 Jun〜)

9月21日(土)

「声明と琵琶」 〜「長雨」和歌伴奏から十法念仏の声明と琵琶譜面を紹介〜

スクリーンショット(2019-10-02 15.01.07)

本来9月は「源経信著の琵琶譜巻物からの練習」としていましたが、秋冬のイベントに備えて「声明を琵琶で奏でてみよう」という11月の課題を今回9月の課題に変更しました。7月からお越しいただいている大島明さんのミニ琵琶が完成したので、まずは、そのご説明と調弦などの方法についてお話しし合い、その後、8月22日に小谷が初披露した「長雨」という和歌の伴奏で活用している天台声明「十方念仏」の琵琶譜面をご紹介しました。10月5日の音霊杓子の時に、きちんと和歌長嘯用に書き直した譜面をお渡しすることを約束して、後半は真鍋さんが主催している、10月6日に六条河原で行われる殉教キリシタン追悼奉納行事の演奏項目を、練習を兼ねて、階藤さんと真鍋さんにご披露いただきました。来月も前日になりますので、リハーサルの場として有効活用していただければと思います。

 

8月22日(木)

「第13回 弦楽奉納演奏会&音霊杓子5周年発表会」アスニー山科にて開催13ensokinen

朝8時20分頃から現地に集合し、荷物の搬入、ステージの設置を皆で手分けしてテキパキと準備を行い、9時45分に開場、10時から階藤さんのステージが無事始まりました。当日配布用のチラシを準備していたにもかかわらず会場に持ってこれておらず、お客様からのご要望の際にお渡しできなかったこと誠に申し訳ありませんでした。昨年の台風の日和とはうってかわって、好天に恵まれましたので、お客様も時間経過に応じてだんだんと増え、来ていただいた皆様にメンバーのみんなの其処はかとない琵琶愛を知っていただくきっかけとなりました。縁者の奉納演目は以下の通りです。(小谷四音コメント)

スクリーンショット(2019-10-02 14.26.05)スクリーンショット(2019-10-02 14.34.29)スクリーンショット(2019-10-02 14.21.55)

 10:00 階藤清音 桃太郎  5分(桃太郎は日本創成にかかわる深〜い物語。令和元年に相応しい演目を多忙をぬって仕上げ奏じきられました。尊敬です。)

  :05 田口訓之 諸羽の月  5分(1年足らずでも琵琶の独奏に大変興味を抱き同じ曲をこの半年以上取り組まれてきた成果が堂々たる演じ姿に見えました。)

     :10  青木良久音 楊真操  7分(司会コメントでハードル上げるも、小さな琵琶とは思えぬ重厚感ある音色は、しっかりとお客様にも届いていました。)

スクリーンショット(2019-10-02 14.26.54)スクリーンショット(2019-10-02 15.09.06)

 :17 真鍋尚音 蝉丸  8分(四ノ宮琵琶とはまた違った、響きのある語り琵琶らしい筑前琵琶の演目を自前の「声」と「語り」で盛り上がりました。)

 :30  中川美音 越殿楽 7分(楽箏は青木良久音がつとめ、練習の甲斐あって本番はきれいにまとまりました。結構な歴史的事業を遂行しています!)

13shindoogi
 :37 雅音 越殿楽   7分(  笙を小谷四音が担当し琵琶の調べと篳篥唱歌に笙伴奏という越天楽を聞いていただきました。雅楽愛好の可能性が広がります。 )
 :45 荻原 郁乃 那須与一   15分(前日の小谷の失態で糸口にひびが入った状況でしたが、冷静にいつも通りの力強い演奏を披露頂きました。深謝。)

13nakazawakotani

11:00 薩摩琵琶 中澤龍水 25分(9月にはテレビで佐野史郎さんとも共演とのことで薩摩琵琶の人気回復に一役買われる御仁、いつもありがとう!)

11:30  四ノ宮琵琶  小谷昌代  40分(これまで紙芝居で人康親王を広めてきましたが、伊勢物語の和歌の世界からのアプローチに挑戦中です。)

13ensokaizenkei

8月17日(土)

「8月22日 第12回 弦楽奉納演奏会 音霊杓子発表会にむけてのリハーサル」

8月17日土曜は、弦楽奉納演奏会を間近に控え、発表会のリハーサルの場としました。まずは、折り畳みイスで舞台を組み、司会挨拶から入場の入れ替わり、それぞれの演奏を本番通りに時間を図りながら練習しました。気合いも入ってきていましたので、皆それぞれに完成度はそこそこまできており、あとは本番、人前での緊張感を乗り越えて、どこまでどう皆さんにご披露できるか。。。課題は、場数をこなして、普段の芸を皆さんに楽しんでもらえる域に早く到達すること。そのためには普段からの人一倍の練習と、さまざまなハプニングにあわせた応用能力を身につける心がけが大切だと思います。とまれ、本番5日後を楽しみに練習を終えました。

2019年6月8日(土) 7月13日(土) 

「8月22日 第12回 弦楽奉納演奏会 音霊杓子発表会にむけての練習」

6月8日と7月13日は前半に課題曲である「諸羽の月」を2名ずつ交代で弾いたり、輪になって一行毎に部分部分を1人ずつ弾いてみました。後半は、8月22日に夏の四ノ宮地蔵盆に併せて毎年開催している弦楽奉納演奏会のに向けての練習をしました。5年前から音霊杓子の年一回の発表会の場として午前中に出演しています。各自の発表会で演奏する課題曲を皆の前で弾き、感じたこと、よりよくなるアドバイスなどをそれぞれに述べ合いました。

2019年5月11日(土)

「四ノ宮琵琶合奏構想」

本日はこの四ノ宮まちづくり発起の仕掛人同志とでもご紹介したい、亀岡市会議員の長澤さんがのぞいてくださいました。12年前の11月、諸羽神社の割拝殿に渡板を渡してステージとし、平家琵琶奏者 荒尾 努さんと、鳴鳳雅楽会若をお招きして、雨のなか粛々と執り行った「もみじ演奏会」の話題を、メンバーの皆さんにご紹介して、始めることとなりました。

今日の課題は「諸羽の月の合奏」形態を探るため『薩摩三絃や筑前琵琶でも音入れに挑戦してみよう』という具合でしたが、前回練習時に「諸羽の月」の一番盛り上がり部分が、まだ譜面に起こせていなかったことを受けて、本日皆さんに譜面の正式版をお配りしました。まずは、その解説と稽古をしてみました。新藤さん、中川さん、真鍋さん、階藤さんと、少人数での練習でしたが、ゆっくりとした旋律をひとり一人思い思いに奏でることができました。皆藤さんは、薩摩三絃でこの曲が弾けるように、調弦や、柱の場所、押さえる勘所などをご自分で研究くださっていたようで、見事に前半の主旋律部分を弾きこなしておられました。薩摩三絃独特の「さわりのある音色」が、四ノ宮琵琶の乾いた同じ音階の色を包み込む感じも、中々よかったと思います。

morohanotsuki

途中、もうお一方、かつてのまちづくり仲間の山田さん(午前中に会って今日の稽古のことをお話ししておいた)が用事を終えて、かけつけてくださいました。山科で『こども歌舞伎』を一昨年まで十年間取り組めることになった、そのきっかけをくださった超本人の山田さんが、楽しそうな突っ込みや相づちで、場を和ませてくださり、本日も盛会に楽しく終えることができました。

2019年4月13日(土)

「越天楽管楽器の各パートを琵琶で」

スクリーンショット(2019-04-16 13.26.26)

本日週間しんぶん京都民報の荒川康子記者がお見えになり、まずは参加メンバーの集合写真を撮って、わいわい始まりました。「4万4440円の消費税でミニ琵琶を」を合い言葉に開発に取り組んできたビワレレ3台が、本日晴れて注文者(後列左側3名)に納品できるとあって、このサークルとミニ琵琶を取材していただきました。

スクリーンショット(2019-04-16 13.50.17)

前半いつもなら今年の練習課題曲「諸羽の月」をみんなで合奏しますが、3種類の大きさの琵琶がこれだけ揃うとなかなかチューニングも大そうになるとあって、2人ずつでトライしました。記者さんや初めての見学者の方にも、何回も聞いてもらって恐縮でしたが、各自の琵琶で自分らしい弾き方で弾けたので、楽しい時間となりました。この曲の後半メロディーを小谷から紹介し、5月以降また皆で弾いてみます。

スクリーンショット(2019-04-16 13.47.18)

後半は雅楽に長けたメンバー二人を師匠!?に「越天楽」の楽琵琶譜の弾き方を大きな琵琶でトライし、体感してみました。音取りや止め手での七撥の入り方についても新藤メンバーから詳しく説明してもらい、雅楽の基本的な琵琶の弾き方についても理解を深めました。最後はこの8月の弦楽奉納演奏会で披露する中川(琵琶)と青木(箏)のコラボ演奏のための録音と相談をして、この日は終了しました。

スクリーンショット(2019-04-16 13.48.41)

2019年3月9日(土)

「コード弾きに挑戦」

スクリーンショット(2019-04-16 13.21.52)

2月9に「ペチカ」や「雪やこんこ」など冬の歌を単音『メロディー弾き』したのに続き、3月9日の音霊杓子では、『コード弾き』に挑戦しました。

ま ずは、1月のおさらいとして、アンパンマンのサビの部分を単音メロディで、各自順番に奏でてみました。次に、2音もしくは3音の和音コード弾きをゆっくり 試してみました。押さえにくいカ所もあり、なかなか難しかったですが、何度もひいていると、後半にはだいぶんらくに鳴らせるようになりました。最後は、中 川美音と小谷昌代でメロディと伴奏をそれぞれ担当し、一緒に弾いてみました。

小さな琵琶はレファラレ、大きめの琵琶はラドミラで合わせたので、少し不安定な音階になってしまいましたが、挑戦課題としては楽しく実践できました。

今年の課題は「琵琶での合奏」なので、課題曲の「諸羽の月」をはじめ、これらの曲も「3部合奏くらいできればいいなあ」と考えています。

アンパンマンマーチ

 

2019年1月19日(土)

「冬の歌(主旋律)に挑戦」 〜単音弾き=一ツ撥の練習〜

スクリーンショット(2019-01-20 19.11.36)

13:00〜は2018年秋の宝泉院ライトアップで琵琶と声明をご覧頂き興味を持っていただいた田口様、小山様2名に四ノ宮琵琶のご説明と琵琶体験を楽しんでいただきました。たった30分ほどで、越天楽の最後の行の譜面をその通りに鳴らせる成果、お二人が撥さばきに慣れていらっしゃるのに、びっくりしました。

nakamana1

その後14時以降も会のメンバーと一緒に、昨年度の課題曲「雨夜尊〜あまよのみこと〜」をおさらいし、今年の課題曲である「諸羽の月〜もろはのつき〜」を皆で初めて弾いてみました。これらの2曲は琵琶弾き語り紙芝居「四ノ宮物語〜しのみやものがたり〜」の挿入曲ですが「諸羽の月」はまだ譜面におこしたことがなかったのを、本年度練習用に書き下ろしました。この日の出席者、青木さん、真鍋さん、中川さん、小松さん、そして小谷に混じって、見学者のお二人も見事、この曲の撥合わせに参加され、とても楽しい雰囲気であっという間に時間が過ぎました。

morohanotsuki

16時過ぎからは、各自の今年の課題を確認し合いました。本日ご欠席の進藤さんよりラインにてお寄せいただいていた抱負「楽琵琶で培った演奏方法を極めたい、さらに四ノ宮琵琶の奏法の違いに奥行きを見出してハーモニーを奏でていければ」をまずご紹介し、その後、真鍋さんが今年取り組まれる、筑前四弦曲「蝉丸〜せみまる〜」を披露されました。中川さんは、越殿楽の篳篥パートのメロディを琵琶で弾きつつ、自作の唄も琵琶伴奏にのせて弾き語る主旨を説明のあと実演されました。続いて青木さんは「一番始めに聞いた四ノ宮琵琶の曲「悲しの宮(揚真操に和歌)のメロディに挑戦したい」と今年の目標を述べられ、小松さんは「今年こそ自作の紙芝居を作って演じたい」との抱負を語られました。

スクリーンショット(2019-01-20 19.18.25)aoki1

最後に小谷の抱負「せっかく宝泉院にて教えていただける基調な天台声明の調べの数々を、琵琶で弾けるようにマスターし、いつでもどんなときにも即興で和歌などに載せて歌えるようになりたい」と熱く語り、最後にご見学の方もご覧になった宝泉院での「十法念仏」の声明と琵琶伴奏を少し実演でご紹介しました。中川さんから、琵琶の譜面について質問があり、十方念仏用に書き下ろした実物をご覧いただきました。  (文責 小谷四音 〜せせらきしのん〜 )

スクリーンショット(2019-01-20 19.09.48)