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2019年 5月11日(土) 琵琶サークル音霊杓子「諸羽の月合奏構想」活動報告

2019年5月11日(土)

本日は亀岡市会議員の長澤さんがのぞいてくださいました。長澤さんはこの四ノ宮まちづくりを共にはじめた同志です。12年前の11月、諸羽神社の割拝殿をステージに、平家琵琶奏者 荒尾 努さんと、鳴鳳雅楽会青年部様をお招きして、雨のなか粛々と執り行った「もみじ演奏会」を執り行ったのが全てのはじまり。当時、京都橘大学の織田直文教授とともに、長澤さんが事務局をまとめ、四ノ宮にとどまらず、区役所などとも連携して、やましな観光振興の礎を築きあげてこられました。そのいきさつを、メンバーの皆さんにもご紹介して、始めることとなりました。

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今日の課題は「諸羽の月の合奏」形態を探るため『薩摩三絃や筑前琵琶でも音入れに挑戦してみよう』という具合でしたが、前回練習時に「諸羽の月」の一番盛り上がり部分が、まだ譜面に起こせていなかったことを受けて、本日皆さんに譜面の正式版をお配りしました(下の譜面ご参照)。まずは、その解説と稽古をしてみました。新藤さ ん、中川さん、真鍋さん、階藤さんと、少人数での練習でしたが、ゆっくりとした旋律をひとり一人思い思いに奏でることができました。階藤さんは、薩摩三絃 でこの曲が弾けるように、調弦や、柱の場所、押さえる勘所などをご自分で研究くださっていたようで、見事に前半の主旋律部分を弾きこなしておられました。 薩摩三絃独特の「さわりのある音色」が、四ノ宮琵琶の乾いた同じ音階の色を包み込む感じも、中々よかったと思います。

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途中、もうお一方、かつてのまちづくり仲間の山田さん(午前中に会って今日の稽古のことをお話ししておいた)が用事を終えて、かけつけてくださいました。山科で『こども歌舞伎』を一昨年まで十年間取り組めることになった、そのきっかけをくださった山田清敬さんが、楽しそうな突っ込みや相づちで、場を和ませてくださり、本日も盛会に楽しく終えることができました。