年々傾きが酷くなった祠でしたが、秋頃から町内の有志の方とお話する機会が持て、当時の
土地所有者側との話し合いも進み本格的な業者探しと見積もり検討が始動しました。建築関係
の方や、大工さんで誰か頼みやすくいい人いないかなと、過去の記憶を頼りに当てをたどって
いて、いとこの父親が仏具関係の木工職人だったことを思い出し、その日のうちに家を訪ね
ました。残念ながらその方の人脈で「宮大工はいない」との答えでしたが、何かピンと、きた
ものがあったらしく、いとこのお嫁さんに聞いてみてはというヒラメキ。Lineでママ友に連絡
してもらったところすぐに三井寺境内を担当している宮大工さんのお父様の存在が明らかに。
その大工さんを通じてお願いいただき、なんと執事長が「御性根抜き」してくださることに!

「弦楽ふるさとの会」を立ち上げるきっかけとなった一番の理由がこの四ノ宮大明神です。
2014年1月12日、NPO法人「みささぎの森」さんで、敷地内の原生林を果樹園にするため、ナラやクヌギの大木を伐採するとの一報を得ました。弦楽ふるさとの会では、以前から、山科区内の小学校教材として安価で小さな「こども用の四ノ宮琵琶」を製作できないものかと思案中で、ネットで安い材木を探したりしていましたが、幹の直径が50cmを超えるものはとても高価で、こども用なら30〜40cmの直径でよいのですが、それでも値は張りました。