
ジグソーで鉛筆線にそってナシ型を切り出し、端から1.7mmのフチを残してトリマーで深さ1cm、幅5mm程のミゾを作っていきます。その内側をディスクグラインダーやノミを使って削っていきます。ディスクグラインダーを使う場合はサンドペーパーで削るため、基本的にノミを使わずに仕上げしていきます。手彫りのノミを使う場合はトリマーで適当に溝を入れておき、そこからノミを当てて木片を落としていきます。
1cmの深さからさらに丸みを帯びた深さの底面に仕上げて行き、細くなっている先端から16cmほどのところから5mm程度の深さへ少しずつ浅く仕上げていきます。細い先端から9cmほどは接着面として削らず、鶴首を差し込む切り込みがを後で彫ります。

この年末年始、昨年仕入れていた古い碁盤などの古材を、西大路五条の三加和木材さんで琵琶の胴部分を作る板を製材してもらっていました。今回は大人用琵琶の80%の縮尺でかたどりし胴部分長さ約45cm、幅26cmの子供用の琵琶を試作してみます。