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2019年8月22日(木)の第13回 弦楽奉納演奏会 は無事盛会裡に!

8月22日(木)

「第13回 弦楽奉納演奏会 & 音霊杓子5周年発表会」アスニー山科にて開催

朝 8時20分頃から現地に集合し、荷物の搬入、ステージの設置を皆で手分けしてテキパキと準備を行い、9時45分に開場、10時から音霊杓子発表会が無事始まりました。当日配布用のチラシを準備していたにもかかわらず会場に持ってこれておらず、お客様からのご要望の際にお渡しできなかったこと誠に申し訳 ありませんでした。昨年の台風の日和とはうってかわって、好天に恵まれましたので、お客様も時間経過に応じてだんだんと増え、来ていただいた皆様にメンバーのみんなの其処はかとない琵琶愛を知っていただくきっかけとなりました。

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午後からはGFKメンバー、マンドリンとツインギターのハクチウムさん、バイオリンとチェロの佐渡文彦さん、箏と十七絃と三絃の優美会さん、シタールとタブラの中山智絵さんと藤沢ばやんさん、クラシックギター中西清一さん、二胡ジャービンさんと豪華な顔ぶれでのステージをお楽しみいただきました。

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そして、15時50分からは、皆さんお待ちかねのGFKアンサンブルのコーナー。今年は世界を駆け巡る選曲で、ジャービンくんの故郷中国の賽馬に、パーカッションの芝原秀司さんと、藤沢ばやんさん、バイオリンの佐渡文彦さん、四ノ宮琵琶の小谷が乱入!?し、のっけから、大盛り上がりの大歓声で始まりました〜♬

その様子はフェースブックで公開中(中野としゆき氏撮影)

はちゃめちゃ賽馬♬→ https://www.facebook.com/toshiyuki555/videos/10211359737027954/

演奏曲は中国「賽馬」→ロシア「民謡」→アンデス「コンドルは飛んで行く」→ヨーロッパ「カノン」→アメリカ「テイクファイブ」

テイクファイブ ♪ →  https://www.facebook.com/toshiyuki555/videos/10211359752308336/

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→そして最後は、日本「川の流れのように」で皆さんの大合唱とともに締めくくりました。また来年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

5周年音霊杓子発表会の縁者の奉納演目は以下の通りです。(小谷四音コメント)

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 10:00 階藤清音 桃太郎  5分(桃太郎は日本創成にかかわる深〜い物語。令和元年に相応しい演目を多忙をぬって仕上げ奏じきられました。尊敬です。)

  :05 田口訓之 諸羽の月  5分(1年足らずでも琵琶の独奏に大変興味を抱き同じ曲をこの半年以上取り組まれてきた成果が堂々たる演じ姿に見えました。)

     :10  青木良久音 楊真操  7分(司会コメントでハードル上げるも、小さな琵琶とは思えぬ重厚感ある音色は、しっかりとお客様にも届いていました。)

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 :17 真鍋尚音 蝉丸  8分(四ノ宮琵琶とはまた違った、響きのある語り琵琶らしい筑前琵琶の演目を自前の「声」と「語り」で盛り上がりました。)

 :30  中川美音 越殿楽 7分(楽箏は青木良久音がつとめ、練習の甲斐あって本番はきれいにまとまりました。結構な歴史的事業を遂行しています!)

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 :37 雅音 越殿楽   7分(  笙を小谷四音が担当し琵琶の調べと篳篥唱歌に笙伴奏という越天楽を聞いていただきました。雅楽愛好の可能性が広がります。 )
 :45 荻原 郁乃 那須与一   15分(前日の小谷の失態で糸口にひびが入った状況でしたが、冷静にいつも通りの力強い演奏を披露頂きました。深謝。)

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11:00 薩摩琵琶 中澤龍水 25分(9月にはテレビで佐野史郎さんとも共演とのことで薩摩琵琶の人気回復に一役買われる御仁、いつもありがとう!)

11:30  四ノ宮琵琶  小谷昌代  40分(これまで紙芝居で人康親王を広めてきましたが、伊勢物語の和歌の世界からのアプローチに挑戦中です。)

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今後とも京都四ノ宮琵琶サークル音霊杓子を末永くどうぞよろしくお願いいたします。一同拝

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2019年 5月11日(土) 琵琶サークル音霊杓子「諸羽の月合奏構想」活動報告

2019年5月11日(土)

本日は亀岡市会議員の長澤さんがのぞいてくださいました。長澤さんはこの四ノ宮まちづくりを共にはじめた同志です。12年前の11月、諸羽神社の割拝殿をステージに、平家琵琶奏者 荒尾 努さんと、鳴鳳雅楽会青年部様をお招きして、雨のなか粛々と執り行った「もみじ演奏会」を執り行ったのが全てのはじまり。当時、京都橘大学の織田直文教授とともに、長澤さんが事務局をまとめ、四ノ宮にとどまらず、区役所などとも連携して、やましな観光振興の礎を築きあげてこられました。そのいきさつを、メンバーの皆さんにもご紹介して、始めることとなりました。

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今日の課題は「諸羽の月の合奏」形態を探るため『薩摩三絃や筑前琵琶でも音入れに挑戦してみよう』という具合でしたが、前回練習時に「諸羽の月」の一番盛り上がり部分が、まだ譜面に起こせていなかったことを受けて、本日皆さんに譜面の正式版をお配りしました(下の譜面ご参照)。まずは、その解説と稽古をしてみました。新藤さ ん、中川さん、真鍋さん、階藤さんと、少人数での練習でしたが、ゆっくりとした旋律をひとり一人思い思いに奏でることができました。階藤さんは、薩摩三絃 でこの曲が弾けるように、調弦や、柱の場所、押さえる勘所などをご自分で研究くださっていたようで、見事に前半の主旋律部分を弾きこなしておられました。 薩摩三絃独特の「さわりのある音色」が、四ノ宮琵琶の乾いた同じ音階の色を包み込む感じも、中々よかったと思います。

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途中、もうお一方、かつてのまちづくり仲間の山田さん(午前中に会って今日の稽古のことをお話ししておいた)が用事を終えて、かけつけてくださいました。山科で『こども歌舞伎』を一昨年まで十年間取り組めることになった、そのきっかけをくださった山田清敬さんが、楽しそうな突っ込みや相づちで、場を和ませてくださり、本日も盛会に楽しく終えることができました。

2019年4月13日(土) 琵琶サークル音霊杓子「越殿楽各パートを琵琶で」活動報告

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本 日週間しんぶん京都民報の荒川康子記者がお見えになり、まずは参加メンバーの集合写真を撮って、わいわい始まりました。「4万4440円の消費税でミニ琵 琶を」を合い言葉に開発に取り組んできたビワレレ3台が、本日晴れて注文者(後列左側3名)に納品できるとあって、このサークルとミニ琵琶を取材していた だきました。

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前 半いつもなら今年の練習課題曲「諸羽の月」をみんなで合奏しますが、3種類の大きさの琵琶がこれだけ揃うとなかなかチューニングも大そうになるとあって、 2人ずつでトライしました。記者さんや初めての見学者の方にも、何回も聞いてもらって恐縮でしたが、各自の琵琶で自分らしい弾き方で弾けたので、楽しい時 間となりました。この曲の後半メロディーを小谷から紹介し、5月以降また皆で弾いてみます。

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後 半は雅楽に長けたメンバー二人を師匠!?に「越天楽」の楽琵琶譜の弾き方を大きな琵琶でトライし、体感してみました。音取りや止め手での七撥の入り方につ いても新藤メンバーから詳しく説明してもらい、雅楽の基本的な琵琶の弾き方についても理解を深めました。最後はこの8月の弦楽奉納演奏会で披露する中川 (琵琶)と青木(箏)のコラボ演奏のための録音と相談をして、この日は終了しました。

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2019年5月2日(火) 宝泉院ライトアップにて声明と琵琶

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ゴールデンウィークと秋に行われる宝泉院のライトアップイベントです。

平家琵琶の発祥は楽琵琶と天台声明との出会い。

平曲が生まれる前に既に天台宗の目の見えないお坊様たちが、

声明を唱えながら琵琶を弾いておられたといいます。

四ノ宮の琵琶伝説にとって、とてつもなく大切な出会い…

声明の聖なる場所である大原魚山、勝林院が属する宝泉院で、

「對揚」「衆罪加陀」「大原千載記」を唱えます。

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2019年4月7日(日) 春の伝統芸能大会で桜の和歌を琵琶で

年に3回、観桜の季節と祇園祭、成人式に八坂神社で開催される

白拍子で有名な日本伝統芸能団主宰の伝統芸能大会です。

春なので、桜にちなむ和歌を琵琶で詠いたいと存じます。

祇園祭黒主山で知られる大伴黒主と小野小町の和歌歌の他、

八坂千載記を 四ノ宮琵琶音霊杓子の小谷四音 が奉納させていただきます。

2019年4月7日 午後15時ぐらい〜

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2019年3月9日(土) 琵琶サークル音霊杓子「コードに挑戦」活動報告

2月9に「ペチカ」や「雪やこんこ」など冬の歌を単音『メロディー弾き』したのに続き、3月9日の音霊杓子では、『コード弾き』に挑戦しました。

まずは、1月のおさらいとして、アンパンマンのサビの部分を単音メロディで、各自順番に奏でてみました。次に、2音もしくは3音の和音コード弾きをゆっくり試してみました。押さえにくいカ所もあり、なかなか難しかったですが、何度もひいていると、後半にはだいぶんらくに鳴らせるようになりました。最後は、中川美音と小谷昌代でメロディと伴奏をそれぞれ担当し、一緒に弾いてみました。

小さな琵琶はレファラレ、大きめの琵琶はラドミラで合わせたので、少し不安定な音階になってしまいましたが、挑戦課題としては楽しく実践できました。

今年の課題は「琵琶での合奏」なので、課題曲の「諸羽の月」をはじめ、これらの曲も「3部合奏くらいできればいいなあ」と考えています。

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2019年12月14日真宗大谷派声明&四ノ宮琵琶音霊杓子 討入を偲ぶ 奉納会 〜阿弥陀をそへて四十八人に捧ぐ〜

12月の音霊杓子ですが、地域の都合により安朱自治会館が使えなかったため、御所横、烏丸今出川西入る南側の光明寺さんにご相談したところ、練習会場としてお借りできることになりました。光明寺ご住職門下の声明師の方々にもお声掛けいただいて「合同でちょっとした催しにしよう」ということになり、加えて、12月14日ということもあり、音霊杓子メンバーは、大石内蔵助、赤穂浪士にちなんだ琵琶の演目を披露することとなりました。

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討ち入りを偲ぶ 奉納会 〜 阿弥陀をそへて四十八人に捧ぐ 〜

あいさつ

皆様、こんにちは。京都山科四ノ宮を弦楽器のまちとして広める活動をしております。弦楽ふるさとの会、琵琶サークル音霊杓子の小谷四音と申します。本日は12月14日ということで、音霊杓子のメンバーが、さまざまな琵琶の音色で、討ち入りにちなんだ演目をご奉納致します。

今朝方は山科でも、義士まつりが開催され、毘沙門堂から大石神社まで、行列が歩きました。その後、元禄16年2月4日切腹を命じられ、46名の義士は主君のもとへと旅立ちました。

そんな日でもあり、本日は、この光明寺にて「討ち入りを偲ぶ奉納会〜阿弥陀をそへて四十八人に捧ぐ〜と題して、琵琶と声明の奉納会をさせていただける運びとなりました。まずは、阿弥陀様と四十七士の義魂に黙祷を捧げたいと思います。それでは1分間の「黙祷!」です。

→1分後 雨筒楽霧

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大石内蔵助良雄。幼名を松之丞と言い、少年期から青年期にかけて赤穂浅野家の教育者であった山鹿素行に武士の何たるかを学び、浅野長矩の下で赤穂藩筆頭家老となりました。元禄14年3月14日、天皇の勅使が江戸に赴かれ、将軍との対面儀式を前に、接待役であった浅野長矩が、指南役の吉良義央に切りかかるという「松之大廊下刃傷事件」がおこり、浅野長矩は即日切腹、浅野家はお家断絶となりました。温厚で我慢強く道理を通す性格の良雄は、城明け渡しの庶務を手早くこなし、奥さんの兄である進藤源四郎の一族を頼って、京都山科へと移り住みます。また大石家の外戚である泉涌寺塔頭「来迎院」の住職を頼り、内蔵助はその檀家となり、茶室「含翠軒」を建てます。浪士の密談に使ったその場所のすぐ横に、泉涌寺でも有名な「楊貴妃観音」があります。内蔵助も本願成就を祈った仏像かもしれません。まずは、この楊貴妃が作ったとか弾いたと言われる、平安時代の遣唐使が持ち帰った琵琶独奏の古曲をお聞きください。

大石内蔵助と泉涌寺「楊真操」 しのびわ  青木洛久音

この事件がきっかけで、人形浄瑠璃の仮名手本忠臣蔵が生まれ、そして歌舞伎へと受け継がれてゆきます。彼らは主君を追って散りましたが、そのことによって、現在も世界に誇れる伝統芸能が花開いたのです。七段目幕開けでは、三味線の踊地とともに、赤ら顔の猩々と化した内蔵助のシーンから始まります。

七段目 幕開け「踊地・猩々抜粋編曲」 薩摩三絃琵琶  階藤清音

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歌舞伎では、酒場で遊びほうける内蔵助をはじめ赤穂浪士は、仇討ちを悟られぬよう、様々なドラマを繰り広げます。煤竹売りになった大高源吾と室井其角が両国橋で出会い、和歌を取り交わすシーンも、大変人気があります。忠臣蔵外伝「松浦の太鼓」より抜粋。

忠臣蔵外伝 松浦の太鼓抜粋 「大高源吾」 筑前四弦琵琶  真鍋尚音

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真宗大谷派 声明ほか 光明寺

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元禄15年12月14日、本懐を遂げた赤穂浪士でしたが、そのいきさつを始終見守り心配したのは、やはりその家族であったでしょう。目的を果たした主人や家族の勇姿を讃えつつも、その後、愛する人はどうなってしまうのか、、冬の寒空に、からまわる、複雑な心境を奏でます。曲は「越天楽」、前半は篳篥のメロディを琵琶で奏で、後半は琵琶譜の伴奏に内蔵助や四十七士に思いを馳せる家族の心を唄います。

吉良邸討入 本懐遂行 「越天楽・今様」平安小琵琶 中川美音 楽箏 青木洛久音

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浪士たちは、その夜、江戸市中を練り歩き、殿様が眠る泉岳寺へと歩を進め、その墓前で仇討ちを告げました。世間の、特に江戸の人々は、主君に忠実な浪士た ちの行いに湧きました。その夜の月は、家族にとって、どのようなものだったでしょうか。

山科にのぼる「諸羽の月」 しのびわ連弾  奉納 田口訓之 小山翼

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「あら楽や思いははるる、身は捨つる、うきよの月に、かかる雲なし」

大石良雄の辞世と伝わる有名な一首です。この詩は、その描写や心情から、討ち入りを遂げた日の夜に参った、泉岳寺のお殿様の墓前で詠まれた歌のようです。回向伽陀「願似此功徳 往生 安楽国(ねがわくば、安らかな最後を遂げられますように)」。

天台声明と和歌  殿に捧ぐ「浮世月」  四ノ宮琵琶で、小谷四音

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ありがとうございました。幕府は、浪士たちを生かすか否か、判断を問われましたが、その際「命が助かっても、武士たるや、生き恥をさらすようなことは忍びない、彼らの面目を立てておあげなさい」と、切腹を進言したのは、山科の毘沙門堂に入られた公弁法親王でした。荻生徂徠らも、その意見を尊重し、義士たちは、四カ所の大名屋敷に別れて審議を待ち、元禄16年2月4日、切腹の命がくだります。細川家17名、松平家10名、水野家9名、毛利家10名。その日の午後4時過ぎから5時半までの間に四十六名が、武士としての最期を全うしました。

山科の大石閑居跡、岩屋寺には、その時江戸の大名屋敷、細川邸で詠まれた切腹間際の辞世の歌が伝わっています。「水にうつる、花や藻くずに浮き変えて、散りしをうらむ 庭の梅ケ枝」引き続きお聞きください。

天台声明と和歌 細川邸辞世 「藻屑」 四ノ宮琵琶

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歌わせて頂きましたのは「おんばさらさたん」で始まる四智賛梵語の天台声明です。この声明は、平安時代に比叡山延暦寺の第三代天台座主、慈覚大師円仁が唐より伝えたといいます。その頃から、日本でも盛んに雅楽が国風文化に取り入れられ、演奏されるようになりました。笛の名手源博雅が作曲したと伝わる「長慶子」は舞人が退場するまかで音声として演奏されます。四十七士の忠義の舞が、317年前の今日、秘技に舞われました。本日の締めくくりとして、雅音が楽琵琶で奉納致します。太食調「長慶子」。

退出音声 「長慶子」楽琵琶 雅音

2019年1月19日(土) びわサークル音霊杓子「撥会はじめ」活動報告

2019年1月19日(土)

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13:00〜 は2018年秋の宝泉院ライトアップで琵琶と声明をご覧頂き興味を持っていただいた田口様、小山様2名に四ノ宮琵琶のご説明と琵琶体験を楽しんでいただき ました。たった30分ほどで、越天楽の最後の行の譜面をその通りに鳴らせる成果、お二人が撥さばきに慣れていらっしゃるのに、びっくりしました。

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そ の後14時以降も会のメンバーと一緒に、昨年度の課題曲「雨夜尊〜あまよのみこと〜」をおさらいし、今年の課題曲である「諸羽の月〜もろはのつき〜」を皆 で初めて弾いてみました。これらの2曲は琵琶弾き語り紙芝居「四ノ宮物語〜しのみやものがたり〜」の挿入曲ですが「諸羽の月」はまだ譜面におこしたことが なかったのを、本年度練習用に書き下ろしました。この日の出席者、青木さん、真鍋さん、中川さん、小松さん、そして小谷に混じって、見学者のお二人も見 事、この曲の撥合わせに参加され、とても楽しい雰囲気であっという間に時間が過ぎました。

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16 時過ぎからは、各自の今年の課題を確認し合いました。本日ご欠席の進藤さんよりラインにてお寄せいただいていた抱負「楽琵琶で培った演奏方法を極めたい、 さらに四ノ宮琵琶の奏法の違いに奥行きを見出してハーモニーを奏でていければ」をまずご紹介し、その後、真鍋さんが今年取り組まれる、筑前四弦曲「蝉丸〜 せみまる〜」を披露されました。中川さんは、越殿楽の篳篥パートのメロディを琵琶で弾きつつ、自作の唄も琵琶伴奏にのせて弾き語る主旨を説明のあと実演さ れました。続いて青木さんは「一番始めに聞いた四ノ宮琵琶の曲「悲しの宮(揚真操に和歌)のメロディに挑戦したい」と今年の目標を述べられ、小松さんは 「今年こそ自作の紙芝居を作って演じたい」との抱負を語られました。

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最 後に小谷の抱負「せっかく宝泉院にて教えていただける基調な天台声明の調べの数々を、琵琶で弾けるようにマスターし、いつでもどんなときにも即興で和歌な どに載せて歌えるようになりたい」と熱く語り、最後にご見学の方もご覧になった宝泉院での「十法念仏」の声明と琵琶伴奏を少し実演でご紹介しました。中川 さんから、琵琶の譜面について質問があり、十方念仏用に書き下ろした実物をご覧いただきました。  (文責 小谷四音 〜せせらきしのん〜 )

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8月26日(日) 天性寺 奉納舞&護摩供養と奉納琵琶コンサート

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琵琶サークル「音霊杓子(おたまじゃくし)」
いろいろ琵琶が見れる聞ける!無料コンサートのお知らせ

京都安朱・四ノ宮を拠点に活動する
琵琶サークル「音霊杓子(おたまじゃくし)」では
三条寺町上ル東側の天性寺さんで、午後5時〜
「奉納琵琶コンサート」を開催する運びとなりました。
境内には天河弁財天さんも祀られ、午後2時半〜は
4、50年ぶり?に、お堂内での鍋護摩法要も行います。

コンサートでは、楽小琵琶、筑前四弦琵琶、薩摩三絃琵琶といった、
少々弾き方が謎となってしまった絶滅危惧種!?の琵琶や
錦心流薩摩琵琶の勇猛な語り琵琶、などさまざまな琵琶が登場。
ゲストには、世界や全国でご活躍中のサークル名誉顧問である
プロ薩摩琵琶奏者 塩高和之氏にもご協力いただき、
バイオリンとのコラボなどもお楽しみいただける予定です。
ぜひ興味津々なまままに、のぞきにいらしてくだされば幸いです。

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プログラム(時間はおよそ)

17:00 オープニングと挨拶
17:10 中川 美音 「啄木」を 平安小琵琶 でつま弾く
17:20 真鍋 尚音 筑前四弦琵琶 を手に肥後琵琶の曲「七福神」を弾ず
17:30 階藤 清音 箏と三絃の枠を超越し 三絃の薩摩琵琶 にて唄う「蝉丸」
17:40 中澤 龍水 洛中騒がす水面下の龍、薩摩琵琶を掻き英霊の菩提を弔う
〜 ちょこっと休憩 〜
18:00 塩高 和之 東京在住のプロ薩摩琵琶奏者、作曲家。
現在は九柱オリジナルモデルの楽琵琶で古典から
オリエンタルな創作曲までを華麗に弾きこなす。
この日は、五絃薩摩琵琶の幽玄な響きを主軸に、
「音霊杓子」の母体「弦楽ふるさとの会(GFK)」所属の
佐渡 文彦とのヴァイオリンとも共演。
18:30 小谷 四音 古曲「流泉」に載せ「伊勢物語」の和歌を四ノ宮琵琶で 詠う
18:40 音霊杓子&ゲスト 琵琶伴奏「嘉辰」朗詠、トコシナエの幸と平安を祈る

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8月23日(木) 第12回弦楽奉納演奏会 開催

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弦楽ふるさとの会 弦楽&琵琶 無料コンサートのお知らせ

京都四ノ宮「弦楽ふるさとの会」では
毎年、夏の「四ノ宮六地蔵盆」に併せて奉納演奏会をしています。
さまざまな弦楽奏者が集い、クーラー完備の会場で、皆で涼み音楽会をします。
お好みの時間に来て、三条(旧東海道)街道の露店をぷらり、
そしてまた好きな時間に戻れる、出入り自由の演奏会です。
3時半〜の世にも珍しい楽小琵琶のまじったアンサンブルでは
さらに凍える冬の歌をお届け。
家にいると夏バテが増強しちゃいまっせ、ぜひおでかけくださーい。

第12回 弦楽奉納演奏会(弦楽ふるさとの会 主催)

日時:8月23日(木)10:00~16:10(予定)
会場:アスニー山科(和室とサークル活動室で交互に開催)
京都府京都市山科区竹鼻竹ノ街道町92番地
各種山科駅より徒歩3分

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プログラム
AM
10時00分〜 琵琶いろいろ 音霊杓子
10時30分〜 ヴァイオリン&チェロ 柳楽毬乃&佐渡文彦 (サークル活動室)
11時00分〜 薩摩琵琶 中澤龍水(和室)
11時30分〜インドの弦楽器&タブラ  藤沢ばやん(サークル活動室)
12時00分〜 四ノ宮琵琶 小谷昌代(和室)

※12時30分〜30分間  〜 休 憩 〜
PM
13時00分〜 ギター&マンドリン ハクチウム(サークル活動室)
13時30分〜 箏・十七弦 優美会(和室)
14時00分〜 クラシックギター 中西清一(サークル活動室)
14時30分〜 箏 市ノ瀬佳子(和室)
15時00分〜 二胡 賈冰 ジャービン(サークル活動室)
15時30分〜 弦楽アンサンブル 弦楽ふるさとの会(サークル活動室)