琵琶製作実録

琵琶楽器製作の記事

12月21日(月)ミニ琵琶寄贈先「安朱小学校」にて5,6年生に訪問授業

先日の華頂大山科寮様に引き続き、年度末ミニ琵琶寄贈予定の安朱小学校においても、5,6年生を対象とした訪問授業「いろいろな琵琶の音を聞いて弾く」を 実施しました。私、小谷昌代の母校でもあり、北校舎も当時の面影をとどめていますが、今年令和2年に2階の改修工事があり、これまであったふれあいサロン と音楽室が、壁を取り払って広くなった「シンフォニールーム」に生まれ変わりました。この日は、木材をふんだんに使った音楽鑑賞にもってこい♪の、その真新しい空間での実演となりました。

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まずは簡単な四ノ宮と琵琶の関係をお話しして、のちは、楽琵琶、平家琵琶、薩摩琵琶、筑前琵琶へと、日本に伝わってから独自に進化した琵琶の種類について、実物の音色を聞いていただきながら、紹介しました。最後の時間で、班に別れた子どもたち全員に、順番にいろんな琵琶を試し弾きしてもらいました。

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12月16日(火)ミニ琵琶寄贈先「華頂大学山科寮」にてワークショップを開催

コロナ禍ではありますが、年度末寄贈へ向けての対象団体でのワークショップを開催しました。華頂大学は東山ですが、その学生寮は山科区内にあり、天智天皇陵の東、疏水が流れる山麓にあります。私も今回の寄贈の応募を受けて山科にあることを知りました。少人数制をとりつつ寮のロビーにて、パワーポイントを使って四ノ宮を紹介、続いて琵琶弾き語り紙芝居「四ノ宮物語」と、琵琶唄「山科千載記」の実演を行い、興味のある方には、琵琶も手にとって自由に弾いていただきました。

学生さん主宰のクリスマス会の合間をぬって開催いただき、皆さんのご協力に感謝申し上げます。

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2020年11月3日(火) 寄贈先が決定しました!

9月より公募しておりましたミニ琵琶の寄贈先が決定いたしました。山科”きずな”支援事業の助成を賜り、弦楽ふるさとの会で製作するミニ琵琶5台を、以下3つの小学校と2団体に、今年度末に寄贈させていただくこととなりました。

四ノ宮琵琶とゆかりの深い小学校:◉安朱小学校様  ◉音羽小学校様

今回ご応募のあった子育て関連団体:◉勧修小学校様  ◉山科醍醐こどものひろば様  ◉華頂大学・華頂短期大学山科寮様

コロナ情勢を鑑みながらにはなりますが、それぞれの団体と相談し、寄贈までに、琵琶弾き体験学習や製作体験などを設けて実施していく予定です。

楽器は歪みの少ない乾ききった古材ほどよい音がします。リサイクルショップで購入した碁盤で胴(裏板)を、腹板(表板)は古来習わし通り栗材です。

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子ども関連施設へのミニ琵琶寄贈先をあと3件募集! 10月31日(土)まで〆切延長!

令和2年度山科区きずな支援事業に弦楽ふるさとの会「京都・山科四ノ宮ゆかりの琵琶(楽小琵琶)を次世代へ」が採択されました。琵琶ゆかりの地にあ る京都市立「安朱小学校」と「音羽小学校」にミニ琵琶を寄贈する事業を進めます。また本年度はあと3団体へのミニ琵琶寄贈を予定しています。山科区内の学 校・児童館・子育て施設・子ども食堂など、子どもや青少年と関わる施設でミニ琵琶寄贈をご希望の方は、下記事項を明記のうえ、メールにてお申し込みください。

◉団体名 ◉代表者名 ◉事務所所在地 ◉電話連絡先 ◉貴団体の活動内容  ◉ご希望の理由 

■〆切  2020年10月20日→31日(土) まで延長!■宛先 gfk@shinomiyabiwa.info

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採択の背景

一昨年度から、地元安朱小学校での「地域交流作品展」などではミニ琵琶紹介の展示をさせていただいたり、次世代への琵琶文化の普及を進めておりました。スクリーンショット(2020-07-12 18.24.23)
このたび、そういった地元への琵琶文化の継承を目的に、四ノ宮にゆかりの深い「安朱小学校と音羽小学校」加えて「希望の3団体」に、計5台のミニ琵琶をご 寄贈したい意向で「山科区きずな支援事業」に応募しておりましたところ、 無事採択され、事業計画書にもとづいて、順次、年度末(3月初旬?)寄贈に向けて動くこととなりました。

スクリーンショット(2020-07-12 18.27.51)

どうぞよろしくお願い申し上げます。

四ノ宮琵琶の弾き方をyou-tubeで紹介できるようになりました!

上部緑帯の「琵琶を弾こう」から「琵琶の弾き方」を押す

四ノ宮琵琶は、基本的には楽琵琶と同じ形をした独奏小琵琶のことです。ですが、楽琵琶や薩摩琵琶、筑前琵琶といった格式のある伝統的な分野を尊重し、別分野として敷居を下げた自由度の高い琵琶を総称して四ノ宮琵琶と呼ぶこともあります。

「四ノ宮琵琶手引書(弾き方読本)」もご参照ください。

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↓弾き方を1〜2分ずつ聞ける「四ノ宮琵琶 you-tube」のチャンネルです。shinomiyabiwatube

1. 四ノ宮琵琶の各部呼称

琵琶の表面は「腹板(はらいた)」と呼び、沢栗、栗の正目三枚を使うのが習わしです(しのびわやビワレレは小さいので、一枚板でも十分です)。沢栗は比較的の目の粗い広葉樹で、音を前に漉く効果があります。裏面は「胴(どう)」と呼び、袈裟がけという、お坊様の襟首のような三角の浮き彫りがしてあります。中は空洞になっていて裏側は音を前に跳ね返しやすい、硬くてギュッとつまった木材を使います。この琵琶「不飽月(あきづき)」の胴は、石田克佳氏の見立てでは桂だといいます。絃を結んでいる穴を猪ノ目(いのめ)」といい、その紫檀のパーツは覆手(ふくじゅ)」です。そこから絹絃が延びて細い紫檀製のネックを「鶴首(つるくび)」といいます。上にある糸を留める部分を「天じん」といい、海老フライのような形の「海老尾(えびお又はかいろうび)」と留めた糸の張力をまわして調節する「転手(てんしゅ)」からなります。

2. BC3世紀の中東アジア月氏の紋章!

琵琶もギターのように中が空洞になっています。その音の振動を前にダイレクトに出すための穴がサウンドホールと呼ばれるものですが、琵琶には腹板側に3つあります。覆手の内側に隠れた楕円形の穴があって「陰月(いんげつ)」とよび、あと2つは、絃の両脇に空いているお月様の形をした穴で、「半月(はんげつ)」と呼んでいます。この形は、今から約2300年前(動画では5千年と言ってしまっていますが間違いです!スミマセン。)の中東アジアに居た遊牧民族「月氏(げっし)」の紋章と云われています。シルクロードを舞台にさまざまな交易や貨幣経済の繁栄をもたらした流浪の民であり、日本の蘇我氏がこの血筋というような説もあります。はるか昔、遠くから伝わったそんなロマンある紋章を背負っているのが琵琶なのです♪

3. 撥(ばち)のいろいろ

中 国の琵琶は指に爪をつけて弾きますが、もともとは琵琶を演奏するときには撥を使っていました。日本に伝わった楽琵琶の撥は薄くて角が丸くなっています。平 家琵琶はもう少し幅が広くなって先が尖っています。弾きやすさや性能から考えて、もともとは尖っていたと思われますが、弾き込んでベテランになるほど角が 丸くなっていきます。琵琶は天皇や皇族、高官貴族などの間で弾き継がれることが多かったため、その見た目のステイタスを考慮して、最初から丸くするように なったと思われます。室町時代、九州地方の島津公が創始し、武家に広まった薩摩琵琶の撥は、さらに幅広く分厚く頑丈で、まるでそのまま武器として応戦でき るような形をしています。明治時代になって女性の間でも弾かれるようになった筑前琵琶の撥は小ぶりにはなりましたが分厚く、この薩摩琵琶や筑前琵琶を奏で る際に必要な手首の動作に効率よくなっています。紫檀を使うことが多いですが、非常に高級で先がよく傷むため、黄楊など先端部分を取り替えられるように なっています。

4. 柱(フレット)の呼び名

楽 譜に出てくる漢字は、全部で16カ所ある柱と弦の交わる点の呼び名になっています。第一柱は人差し指でさわります。上から工下七八、下からだと八七下工に なります。指を順に置いて上からさわるときは「く、げ、しち、はち」下からさわるときは「はち、しち、げ、く」というふうに覚えます。第二柱は中指でさわ り、上からボウ十ヒ朴「ぼう、じゅう、ひ、ぼく」下から「ぼく、ひ、じゅう、ぼう」となります。ボウだけは親指でさわります。第三柱は薬指で押さえ、上か らフ美言ム「しゅ、び、ごん、せん」下から「せん、ごん、び、しゅ」とさわりながら覚えてください。第四柱は少し押さえにくいですが小指でさわります。上 から斗コ之也「と、こ、し、や」下から「や、し、こ、と」になります。

5. 開放絃の呼び名

楽 譜に出てくる漢字の中に、指を押さえず音が出る開放弦の呼び名が入っています。一番上の太い絃から下の四本目までそれぞれ一、乙、行、上「いち、おつ、 ぎょう、じょう」と呼びます。下からは「じょう、ぎょう、おつ、いち」になります。越天楽で使う平調では、調弦は一が平調ミ、乙が盤渉シ、行が平調ミ、上 が黄鐘ラとなりますが、黄鐘調では一が黄鐘ラ、乙が神仙ド、行が平調ミ、上が黄鐘ラ、というふうに各調子によって変更します。四ノ宮琵琶の場合、水調や返 風香調については、一が黄鐘ラ、乙は盤渉シ、行が平調ミ、上が黄鐘ラになるように合わせます。本来一が双調ソ、乙は黄鐘ラ、行が壱越レ、上が双調ソなので すが、相対音感は同じ幅なので、他の調子への変更がしやすいラシミラを使います。

6. 基本的な弾き方

四ノ宮琵琶手引き草の6ページにある各弾き方の解説をします。掻撥、速撥、返撥、はずす、掻き透かし、伏せ鉢などについて、それぞれ実演してみます。

7. 一撥で柱の名前を覚えよう

第 一柱人指し指、工下七八、八七下工は「く、げ、しち、はち。はち、しち、げ、く」第二柱中指、上からボウ十ヒ朴「ぼう、じゅう、ひ、ぼく。ぼく、ひ、じゅ う、ぼう」となります。ボウだけは親指でさわります。第三柱は薬指で押さえ、上からフ美言ム、ム言美フ「しゅ、び、ごん、せんせん、ごん、び、しゅ」とさ わりながら覚えてください。第四柱は小指でさわります。上から斗コ之也、也之コ斗「と、こ、し、や。や、し、こ、と」になります。

8. 掻撥、速撥、返撥

掻撥、早撥、返撥について、八、朴、之「はち、ぼく、し」三例を弾いてみます。

9. 琵琶の醍醐味「はずす」

独 奏琵琶の魅力的な弾法で、大きい文字で八「はち」を書き、その横下に小さな文字で上「じょう」と書いてあると「はずす」の意味になります。大きい文字であ る八を人差指で最初は押さえていて、強めに弾いて音がなると八を放します。そうすると上「じょう」の音が余韻で聞こえてきます。あと、大きい文字でヒ 「ひ」とあり、その横下に小さい文字で七「しち」と書かれている場合は、最初はヒ「ひ」と七「しち」の両方を押さえていて、三絃目までを強めに弾いて、音 がなるとヒ「ひ」の中指をはずします。はずしたとき、七の音が小さく聞こえます。雅楽の双方では、音が聞こえることはほとんどなく、あまり意味の無い奏法 のようにも思えてきますが、本来一人で部屋で弾く場合などは、小さく移行する音の変化を楽しめる奏法で、琵琶の醍醐味でもあります。

10. 音階を出してみよう

黄鐘調で第一柱(人差指)と第三柱(薬指)を太い絃から交互に順番に触るとラシドレミファソラシドの音階が出せます。赤とんぼや荒城の月も弾けますよ。

四ノ宮琵琶の弾き方PDFの
ダウンロード
http://shinomiyabiwa.info/?page_id=294

ミニ琵琶製作と地元小学校への寄贈が「山科区きずな支援事業」に採択!

令和2年度山科区きずな支援事業に弦楽ふるさとの会「京都・山科四ノ宮ゆかりの琵琶(楽小琵琶)を次世代へ」が採択されました。琵琶ゆかりの地にある京都市立「安朱小学校」と「音羽小学校」にミニ琵琶を寄贈する事業を進めます。また本年度はあと3団体へのミニ琵琶寄贈を予定しています。山科区内の学校・児童館・子育て施設・子ども食堂など、子どもや青少年と関わる施設でミニ琵琶寄贈をご希望の方は、下記事項を明記のうえ、メールにてお申し込みください。

◉団体名 ◉代表者名 ◉事務所所在地 ◉電話連絡先 ◉貴団体の活動内容  ◉ご希望の理由 

■〆切 2020年10月20日    ■宛先 gfk@shinomiyabiwa.info

R2ミニ琵琶寄贈表面 R2ミニ琵琶寄贈裏面

採択の背景

一昨年度から、地元安朱小学校での「地域交流作品展」などではミニ琵琶紹介の展示をさせていただいたり、次世代への琵琶文化の普及を進めておりました。スクリーンショット(2020-07-12 18.24.23)
このたび、そういった地元への琵琶文化の継承を目的に、四ノ宮にゆかりの深い「安朱小学校と音羽小学校」加えて「希望の3団体」に、計5台のミニ琵琶をご寄贈したい意向で「山科区きずな支援事業」に応募しておりましたところ、 無事採択され、事業計画書にもとづいて、順次、年度末(3月初旬?)寄贈に向けて動くこととなりました。

スクリーンショット(2020-07-12 18.27.51)

どうぞよろしくお願い申し上げます。

2019年4月13日(土)の音霊杓子、ビワレレ3台完成を新聞が取材!

2019年4月13日(土)

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本 日週間しんぶん京都民報の荒川康子記者がお見えになり、まずは参加メンバーの集合写真を撮って、わいわい始まりました。「4万4440円の消費税でミニ琵 琶を」を合い言葉に開発に取り組んできたビワレレ3台が、本日晴れて注文者(後列左側3名)に納品できるとあって、このサークルとミニ琵琶を取材していた だきました。

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前 半いつもなら今年の練習課題曲「諸羽の月」をみんなで合奏しますが、3種類の大きさの琵琶がこれだけ揃うとなかなかチューニングも大そうになるとあって、 2人ずつでトライしました。記者さんや初めての見学者の方にも、何回も聞いてもらって恐縮でしたが、各自の琵琶で自分らしい弾き方で弾けたので、楽しい時 間となりました。この曲の後半メロディーを小谷から紹介し、5月以降また皆で弾いてみます。

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後 半は雅楽に長けたメンバー二人を師匠!?に「越天楽」の楽琵琶譜の弾き方を大きな琵琶でトライし、体感してみました。音取りや止め手での七撥の入り方につ いても新藤メンバーから詳しく説明してもらい、雅楽の基本的な琵琶の弾き方についても理解を深めました。最後はこの8月の弦楽奉納演奏会で披露する中川 (琵琶)と青木(箏)のコラボ演奏のための録音と相談をして、この日は終了しました。

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▼京都民報2019年4月21日付新聞記事です。

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手軽に弾ける琵琶の予約受付が始まりました!

「44,444円+消費税で手軽に弾ける琵琶を!」を合い言葉に取り組んできた主要琵琶パーツの自動製造が、亀岡市内の槌田木工所の技術によって可能になりました。パーツ販売から、京指物工芸士による伝統的仕上げ、腕利きギター職人によるカスタマー仕上げと、高価な特注製造にもかかわらず、この低価格を実現。趣味に奉仕に活用方法は皆様次第。楽琵琶の指の練習や子供さんでも簡単に弾ける楽器です。

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5000年前の騎馬民族の紋章を残すロマン溢れる楽器が極東日本にたどり着いて早1300年、それをほぼ変わらぬ姿のまま現代の雅楽器として弾かれ続ける奇跡の楽器「琵琶」。あらゆる弦楽器のルーツの一端を、一度つま弾いてみませんか。

 

びわうやしろプロジェクト始動

この琵琶製作事業を担うのは、株式会社でもNPO法人でもありません。これからはじまる壮大な理想へと一歩を踏み出す「びわうやしろプロジェクト 〜next economy 心地主義経済時代に導かれた会社「琵琶 会う社」〜 のポリシーにのっとって、ゆっくり、のんびり、あまり成長せず、ただひたすらに出会った方々との心地とご縁を大事に大切に、ちょびっとずつ進めてゆく事業です。出会った皆様の貴重なご意見や実行力で自ずと動く、、、ハズ !?

by  G F K & R E P E P P &音霊杓子  小谷昌代

琵琶の胴面を工具で彫り出します。「手づくりで挑戦!琵琶試作品 2」

seisaku_kurinuki2seisaku_kurinuki1 ジグソーで鉛筆線にそってナシ型を切り出し、端から1.7mmのフチを残してトリマーで深さ1cm、幅5mm程のミゾを作っていきます。その内側をディスクグラインダーやノミを使って削っていきます。ディスクグラインダーを使う場合はサンドペーパーで削るため、基本的にノミを使わずに仕上げしていきます。手彫りのノミを使う場合はトリマーで適当に溝を入れておき、そこからノミを当てて木片を落としていきます。

1cmの深さからさらに丸みを帯びた深さの底面に仕上げて行き、細くなっている先端から16cmほどのところから5mm程度の深さへ少しずつ浅く仕上げていきます。細い先端から9cmほどは接着面として削らず、鶴首を差し込む切り込みがを後で彫ります。